昼食や夕食の時間帯になると、飲食店の中には行列ができる店もあります。その際、2人以上のグループ客の中には、代表1人が列に並び、入店の順番が来るタイミングで全員を呼び寄せ、一緒に入店する光景を見掛けることがあります。こうした行為は「代表待ち」と呼ばれており、客同士でトラブルになることもあるようです。
SNS上では「代表待ちは許してはいけない」「後ろの人から見たらただの割り込み」という内容の声が上がっています。
そもそも、飲食店における客の代表待ちは、マナー違反や迷惑行為に該当するのでしょうか。飲食店にどのような負担をかける可能性があるのでしょうか。飲食店専門経営コンサルタントの成田良爾さんに聞きました。
成田さん「飲食店における客の代表待ちは、店側が禁止していないのであれば、必ずしも問題行為とは言い切れません。しかし、他の客の視点から見ると『順番を守っていない』『並んで待っている人たちに対する配慮が欠けている』など、マナー違反と捉えられることがあり、客と客、または客と店側でトラブルに発展する可能性があります」
成田さん「店側にとっても、代表待ちがあると入店人数や待ち時間の予測が難しくなり、混乱を招く可能性があります。
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